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チリッチ ドーピングで出場停止していた!

チリッチ ドーピング.png


チリッチ選手は錦織圭選手と全米オープンで対戦する相手です。世界ランキングは12位ですが、一時期9位まで伸びた選手です。



このチリッチ選手ですが、以前ドーピング検査で陽性反応が出たことから、2013年5月から2014年1月末まで、9ヶ月間という大会出場停止処分を受けました。



これはかなり長い期間の出場停止になります。トッププレーヤーは対戦する機会が減ることで試合の『勘』が鈍ることがよくあります。



チリッチ選手はどうしてドーピングなどをしたのか。ちょっと調べてみたのですが、どうやら故意にドーピングをしたわけではないようです。



ドーピング検査に引っかかりやすい『処方薬』


ドーピング検査は、大会側が主張する指定薬物を選手が投与していないかを行います。



2013年5月に行われたBMWオープンで、チリッチ選手もドーピング検査を受けたのですが、このとき禁止されている薬物の反応が出たため出場停止処分を受けることになったのです。



基本的に、ほとんどの選手はドーピングを行うことはありません。なぜなら最近のドーピング検査は非常に高性能でわずかな薬物も検知するからです。



しかし、未だに多くの選手の方がドーピング検査で陽性反応が出ることがあります



チリッチ選手の場合は、大会があったフランスの薬局で購入した風邪薬に指定薬物が含まれており、薬を飲んだチリッチ選手の尿から指定薬物が検出されるという流れになりました



とはいえ、風邪を引いているのに薬も飲めないというのでは、選手達の健康に関わります。そのため、事前に治療目的で使用する薬を申請して認められれば、指定薬物が入っている薬でも服用することができます。



治療でありドーピングが目的ではないからです。



チリッチ選手は、購入した薬にドーピング検査の指定薬物が入っていることを知らなかったため、検査に引っかかり出場停止になりました。



しかしながら、「故意ではない」こと示すための不服申し立てを行いそれが認められたため、出場停止期間は四ヶ月間だけとなりました。



最初は「ドーピング検査に引っかかったチリッチ選手ってどんな選手なんだ!」と思ったのですが、事情を詳しく調べてみると、単なるうっかりミスのようですね~。



ちなみに、多くのスポーツ選手は、服用する、あるいは念のために使用する薬については、成分を細かく調べた上で使用するようにしているそうです。



チリッチ選手のように、風邪を治す目的で飲んだ薬のせいでドーピング検査で陽性反応がでるというのは、真面目に頑張っている選手にとっては非常に痛いミスですからね。



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